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AgroDesignGenkan

AgroDesign Studiosについて

きっかけは分子標的『農薬』のためのタンパク質構造解析

株式会社アグロデザイン・スタジオは、構造ベース創薬法(Structure-Based Drug Design: SBDD)を中心に、タンパク質構造解析のトータルソリューションを提供する会社です。当社は、2018年3月に茨城県つくば市で創業されました。現在は、千葉県柏市の東京大学柏IIキャンパス内のベンチャー・インキュベーション施設内に自社ラボを備えております。


創業時から続く当社の主力事業は、SBDDによる分子標的『農薬』の創薬になります。創業者である当社代表取締役社長の西ヶ谷有輝は、構造生物学者として溶液NMR法およびX線結晶回折法によるタンパク質立体構造解析を活用した農薬の開発を行っておりました。農薬は、環境中の多種多様な防除対象生物に効く必要があるため、ヒトという生物1種を対象にすればよい医薬品開発と比べ、構造解析が必要なタンパク質(ホモログ)の数が格段に多いという特徴があります。


そのため、当社はタンパク質構造解析に力を入れて参りました。その結果、国内でもトップクラスの構造生物学研究者チームと構造解析数を誇れる会社となりました。

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AgroBoxで誰でも手軽に構造解析を

構造解析に必要な実験をパッケージ化
タンパク質の構造解析は、医薬・農薬の創薬、酵素の改変等においてパワフルなツールです。しかし、解析を行うためには高度な専門知識を必要とし、熟練の構造生物学者の職人芸に頼る必要があります。当社では、誰でも手軽に構造解析をしていただきたいという思いから、構造解析に必要となる測定や作業をパッケージ化(Box化)し、必要サンプルや情報を送るだけでタンパク質の構造解析ができるAgroBoxをリリースいたしました。

自社創薬で培われた技術をみなさまに

当社では、日々自社の創薬パイプラインとして農薬のSBDDを行っています。農薬SBDDは、医薬よりも格段に難しく、まだ始まったばかりの分野であることから、世界中のどこにも十分なノウハウがありません。当社では、医薬の創薬で用いられるタンパク質構造解析の最新の知見(クライオ電子顕微鏡、AI創薬など)を導入すると同時に、自ら構造解析の技術開発も行っています。これら技術やノウハウをAgroBoxとして提供いたします。

 

タンパク質構造データで産業にイノベーションを

タンパク質構造データは、これまでに医薬・農薬・工業用酵素産業などに活用されてきました。Protein Data Bank(PDB)にはアカデミアを中心に構造解析されたタンパク質構造が約20万種も登録されています。しかし、まだまだ自社で構造解析を実施できる会社や、構造情報を活用できる会社は限られており、それらデータが十分に産業応用されているとは言えません。当社では、タンパク質構造データを活用した産業イノベーションのお手伝いをさせていただきます。

AgroBox
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